事業承継について ~下町ロケット模様~

昨年は「佃品質」の下町ロケットが大人気でしたね。

そういう時期なのでしょうか、昨年からご縁あって複数の小規模企業さんの2代目経営者または常務等の方をご支援させていただく機会に恵まれ、「事業承継」について考えることが多くなってきました。

2代目さんの共通項として、(昔と違って)ほとんどの場合、先代のご両親は「後をつげ!」と強制する場合は少なく、子供の自由意思に任せる(むしろ継いでほしいかどうか親自身も迷われている)というケースが特に小規模企業の場合ほとんどです。

「確かに継いでくれるのはうれしい気持ちもあるが、毎月社員のお給料(資金繰り)、営業、親会社に何かあればすぐに会社がどうなるかわからないような生活で、本当に子供にとって幸せかどうかわからない。子供にそんな苦労はさせたくない気もする。自分の代で終ってもよいのではないか」

先日もいまの社長さんからそんなお話を伺いました。

そういう感じ(雰囲気)の会社さんが多いこともあってか、二代目の方も最初から「俺が後を継ぐんだ―!」と思ってらっしゃる方は少ないようで、みなさん最初は大学の専攻などに合せて一旦親の会社と関係ないような会社のサラリーマンをされて、その後いろいろあって「やっぱり後を継ごうか」となった方が(私がお会いした中では)ほとんどです。

昨年は、そんな中でも(私がお会いした)二代目さんは、それぞれ何かのきっかけで「自分の会社にするんだ」という意識をもたれて企業の業績をぐっと上げられている方が多かったのですが、伺うと、親の代までは割と呑気にされてて、本当に「後を継ぐ」と意識されてから大変なご苦労と努力をされてきています
※その過程の中でITをもっと経営に活用したいという気持ちが生れ、私がご訪問するようなパターンになるのですが。。。

そして「成功」という言葉にすると皆同じように感じますが、そのやり方(プロセス)はそれぞれの二代目の方に寄って見事に異なり、大変興味深く感じます。

自分の個性(得意なところ)を見据え、皆さん自分に合った独自の経営を積み上げられ、確立されています。

お話を伺っていると支援に行ったはずのこちらまでが元気をいただける感じです。
ただ小規模企業さんなので、なかなかIT活用と言っても感覚的には(勘がよいので)分かる感じですが、具体化して実現することはどの辺を段階的に取り組むか等のころ合いが、少しだけ自分の方が経験や外部の情報を持っている分なんとかお役に立てているところです。

あ、それぞれでやり方(ビジネスモデル)が全然異なる、と書きましたが、逆に共通項があります。それは成功されている二代目の皆さんは「経営を各種勉強会等を通じて勉強されている」ということです。そしてその先に、自分であくせく働くのでなく会社(組織)としての仕組みを作って、自分は経営のことに集中できる環境づくり(仕組みづくり)をしよう、ということに気が付かれています。
小さな企業ですから、それは簡単そうで簡単ではありません。
社員の教育をするよりも自分でやったほうが早い。そう思ってやってしまうと、今までと同じ自分だけがあくせくしていて社員は「指示待ち」の悪循環になります。
いかに社員が自ら動ける状況を創りだし、自分は経営に専念できるか、それを一生懸命日々かんがえられているのが成功されている二代目さんの共通項に感じています。

そんな中、
昨年末から今年にはいり、今度はまだ後を継ぐかどうかはっきりしていない二代目さん(親の社長さん)と関わらせていただくようになりました。

これまでお会いしてきたバリバリの二代目さんとはノリがずいぶん違います

がっちり継がれている方は、「俺はこれがやりたい。ITで実現するにはどうしたらいいか教えてくれ!」と意思がはっきりしてますので、こちらも「じゃあ、まずこれからですね」とすぐにタッグが組めますが、なんとなく継ぐか継がないかはっきりしてない二代目さんは「会社の強みと言われても別に普通だし、、このまま真面目に働いていれば大丈夫じゃないでしょうか」とおっしゃいます。

会社を経営する、という当事者意識がまだ無いのです。

そうではないことを(社長が当事者意識を持たなければ会社は大変高い確率でつぶれるという事実を)、ITを越えてあせらずゆっくりこれからお伝えし、共有できたらいいなと感じています。

その後どうなったか、下町ロケット模様、またそのつづきを書きたいと思っています。

0113富士

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